超主観的太田光論
公開日:
:
最終更新日:2014/02/24
考え方・生き方
爆笑問題の番組でテレ東の爆笑問題の大変よくできました! という番組があります。
ボクも好きでいつも録画して見ています。
さんまさんのあっぱれさんま大先生みたいに太田さんが先生役になって子供たちとゲストの大人たちでいろんなことをみんなで話し合うといった内容です。
いまどきの子供たちの考えていることって、やっぱり面白いっていうのは普遍的ですよね。
で、ボクが直近で見た回はタイムリーな話題として原発問題でした。
ゲストとして政治家の渡辺周さんと猪口邦子さんと東工大?の原子力の専門家でした。
あと、タレントさん数名です。
当然のような流れで子供たちに分かりやすいようにと政治家さんたちが話すも「大人は信頼できない」的な番組の流れになります。
普通のこういう子供向け番組は最後は政治家さんが「子供たちの将来は我々が守る」とばかりに熱く語って、子供たちの大人の見る目がかわるって歯の浮くような展開になります。
しかし、爆笑問題の番組、特に太田さんがメインで入っていると、予定調和にはなりません。
終盤、渡辺周さんとの口論になりました。
渡辺周さんの主張としては
◆都合の悪い情報を隠しているのでは?
→正式な発表だから、真偽を確かめ、正確な情報が必要なので時間がかかる
◆安全なのかどうかはっきりしない
→100%安全ということはないので、絶対とは言い切れず、特に子供の命に関わることだから慎重になるべき
命に関わることなので、慎重になりすぎるくらいのほうが良いというのが一貫した主張です。
それに対し太田さんは、絶対に大丈夫、心配ないと言うべきと主張します。
「僕(太田さん)が子供の頃は光化学スモッグや経済成長で工場がバンバン出す有毒なものが空気中にあったのにピンピンしている。放射能ぐらい屁でもない」
と発言します。
「子供たちは安全だから、どんどん外で遊べば良い」とも言います。
もちろん、政治家の先生だけでなくゲストで来ていたタレント弁護士なんかにも反論を食らいます。
「安全か危険かどうか確実に解らない以上、しっかりと精査して検証をすべき」に対して、
太田さん「よくわんないんだから、安全でいいじゃん。絶対安全って政治家は言うべきだよ。あとで安全じゃなかったらその時に責任とればいい」
むちゃくちゃな意見に思えますが、時として太田さんはこのような事を意図的に(ボクの勝手な解釈)言います。
日テレでやってた太田総理の時もそうでした。
一番重要なのはやはり教育だ!すべての問題は教育に通じるという意見に対し、
「教育なんて聖域にするようなモノじゃない。学校なんて何も学べないし、重視する必要もない」
なんて言ったりしてました。
僕が思う、その一連の流れの最たる例が太田さんと中沢新一の対談書「憲法九条を世界遺産に」だと思っています。
集英社
売り上げランキング: 112255
タイトルだけ見ると極左!?なんて感じですが、よく主張を聞いてみると、いわゆるゴリゴリ真っ赤っ赤な人の主張とは一線を画しているように思える部分が多々あります。
お笑いタレントの水道橋博士もラジオで太田さんに関して
「今世の中が右傾化しているから、彼は左寄りの意見を主張しているだけで、本当の意図はそこにはない」
と言うような発言しています。
ボクも太田さんに関してそれらも含めすごく不思議に思っていました。
そんな中、太田さんに良く見られるある議論のパターンがあります。
太田総理の時、安倍晋三元総理との対談の中で、安倍さんの主張におもいっきり左寄りの意見を主張します。それこそ「憲法九条を世界遺産に」です。
ただ当然、軍事抑止力などの観点から国防という意味では。。。などと理路整然と安倍さんから反論されます。
議論が堂々巡りになったところで、
太田さん「じゃあ、アメリカなんかに頼らないで日本も軍隊持って核も持ってって言わなきゃだめだよ」
安倍さん「。。。必ずしもその必要は無いと思います」
太田さんの天敵と言われる、元防衛大臣石破茂さんとの議論の時もかなり近い流れになります。
最初の番組(爆笑問題の大変よくできました!)の話に戻りますが、
渡辺周さんとの口論でも
渡辺さん「命に関わることだから、太田さんの『良くわからないことは安全でOK』ではダメです」
太田さん「じゃあ、絶対とは言い切れないんだから、完全にわかるようになるまで全員隔離しなきゃだめじゃん。」
放射能の問題は、当然よく話題にあがります。
命に関わる問題はより安全にと言いつつ、1mSvから20mSvに限度をあっさり引き上げる。
これって矛盾してない?ってことが一言で伝わります。
相手の主張の真反対から意見を述べて、相手にどんどん反論をさせて、その後
「でもあなたの言っていることは詭弁でしょ?だってあなたの主張としてはこうするべきじゃん。でもできないんでしょ?」
「政治は妥協のアート」と言って大批判を浴びた政治家さんがいましたが、あながち。。。と思ってしまいます。
多くの異なる意見を「一切の妥協」「擦り合わせ」「落とし所」なしでひとつにまとめるのは無理でしょう。
もちろんそれ自体が絶対にダメとは言えないですし、ある意味で重要なことと思います。
「調整力」なんて言ったりします。
しかし、太田さんの語った言葉「政治家は理想を語れよ」ではないですけど、やはりそういうもんはあわないのでしょうかね?
という超主観的太田光論でした。ちゃんちゃん。
関連記事
-
-
注文住宅(マイホーム)建築予定地の古いカーポート壊したよ ~手に職をつけて王様になる~
注文住宅の建築の記事を何度か書いてきました。 注文住宅(マイホーム)購入ならスーモカウンターが
-
-
フリーターが戦う2人の相手、いや3人かも ~ライバルの3倍売上をあげないと~ 1/2
僕の大学の知り合いでフリーターの子がいるのですが。。。 彼は、 卒業後大手企業に就職
-
-
「スタートアップは死なないことが一番大事」らしいし、そう思うけど死なないようにするのって結構たいへん
Medium:How To Create Startup(仮) スタートアップは死なないことが一番大
-
-
自分の仕事を無断で中国に“アウトソーシング”していた従業員は優秀なのか馬鹿なのか?
自分の仕事を無断で中国に“アウトソーシング”していた従業員 こんな記事です。はい。
-
-
ニートになるために準備を進めなければ。。。
金持ち父さん貧乏父さんのロバートキヨサキ氏の会社が破産したらしいです。はい。 「父さん倒産」っ
-
-
数億円かかるものを0億円で作っちゃったすごい人を2人発見!
予告inというネット上の犯罪予告を事前に発見するサイトがあります。 これは、 予告.inは2
-
-
新紙幣とディープインパクトの単勝馬券
僕は大学生になり、そして20歳になった時に、それまで未成年で禁止されていたものを一気に解禁しました。
-
-
爪楊枝で戦っても、日本刀に勝てる人がいるので。。。
突拍子もない話ですが。。。 僕はいろいろな演芸やショーを見たりするのが好きです。
-
-
メチャクチャにヤバイくなくて、普通だった就活生の時の話
【読む前の注意】この記事の中で出ている内容はもちろん数値までも、ボクの主観と肌感覚なのであまり真に受
-
-
天才クリエイターさんと飲んで来ました!~人と仕事が集まる~
(‘ jjj ’)じぇじぇじぇ 能年ちゃんのふるさとこと、朝の連ドラロケ地の岩手県久慈市に能年